ブラックペイント
2017年 06月 01日
母との別れの儀式は一段落したものの、まだまだ後処理に追われるなかで、ルミエールさんにオーバーホールと塗装をお願いしていたM4が戻ってきた。
塗装したおかげでまるで見た目は新品そのもの。
機能面も、硬かったフイルム巻き上げも目一杯押し込まないと切れなかったレリーズボタンもスムーズになり、カビの跡が見えていたファインダーも気持ちいいくらいクリアになっている。
機能面も、硬かったフイルム巻き上げも目一杯押し込まないと切れなかったレリーズボタンもスムーズになり、カビの跡が見えていたファインダーも気持ちいいくらいクリアになっている。
そして気を落ち着かせてじっくりと眺めるブラックペイントも濡れたように滑らかな仕上がりで、名実共に半世紀の時を超えて新品のM4を買ったような感じ。
あらためて手の中に収めた時の満足感がひしひしと湧き上がってくる。
あらためて手の中に収めた時の満足感がひしひしと湧き上がってくる。
黒く塗装したおかげで塊り感が一層増して、シルバークロームより小さく感じられる。
巷じゃ後塗りは価値が落ちるとか言われてるけど、このカメラの価値は市場価格じゃなくて自分の中での所有する価値がどうかだと思うので、その点では間違いなく価値うなぎ上りです。
もともとブラックペイントの使い込まれた塗装落ちに一目惚れして塗りをオーダーしたので、戻ってきたら速攻でエッジを磨いてエージング処理しようと思っていたけど、あまりにペイントが美しいので、じっくり使い込んでいくことにしました。
シャッター調整もしっかりやってもらって露光ムラも修正してもらったはずなので、早速モノクロフィルムでバシバシ撮って、近所のキタムラに持って行ったら仕上がりまで二週間と聞いてビックリ!
いつの間にやらモノクロフィルムは特殊なものになってしまっていたようです。
by speed0819
| 2017-06-01 12:40
| カメラ
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