Leica M4
2017年 04月 16日
LEICAのMシリーズを買おうと思った人は、どの機種を買うべきか必ず悩んだはず。
人それぞれ使い道も好みもあると思うけど、「M2」か「M4」しか選択肢はありえないだろうというのが私の結論。
まず、50ミリより広角側が使えない「M3」は早々に脱落。M3こそMシリーズの象徴と言われようが使いたいレンズが使えないんじゃ意味がない。
まず、50ミリより広角側が使えない「M3」は早々に脱落。M3こそMシリーズの象徴と言われようが使いたいレンズが使えないんじゃ意味がない。
次に、軍艦部から「GERMANY」の文字が消えるカナダ製も除外。よってM4の後期以降もダメ。
M5はやっぱりあの弁当箱スタイルは受け入れられない。どう考えてもM4までの美しさを捨てる理由が見当たらない。
それに、デジタル全盛の時代にわざわざ不便なレンジファインダーを買うのだから、ここはとことん機械式カメラに拘りたい。よって、電子的な測光機能付きのM5以降も却下。
とはいえ、あまりに機能を切り捨てすぎたM1はカンベン。
残るは「M2」と「M4」のみというわけ。
で、どっちか?
M2はファインダー内にひとつの画角枠しか表示されないし、フィルム残数表示も手動式ダイヤルというのがカッコいい。巻き上げレバーの曲線デザインも美しい。M4以降のくの字に曲がって先端に樹脂パーツが付いたレバーの方が扱い易いとは思いつつ、機能美はM2レバーの勝利。
というわけで、どう考えてもM2の圧勝。
・・・だったのに、最後の最後でM4を買うことに決めました。
・・・だったのに、最後の最後でM4を買うことに決めました。
決め手はファインダーのバルサム切れの持病。話しによるとバルサム切れしてない「M3」「M2」はほぼないらしい。
もちろん修理出来ないことは無いらしいけど、難しい作業だし費用も嵩むことになるという。
地方在住ゆえに通販やオークションに頼らざるを得ない者にとっては、現物を手にとってファインダーの状態をチェック出来ないというリスクは非常に大きい。
もちろん修理出来ないことは無いらしいけど、難しい作業だし費用も嵩むことになるという。
地方在住ゆえに通販やオークションに頼らざるを得ない者にとっては、現物を手にとってファインダーの状態をチェック出来ないというリスクは非常に大きい。
その点、M4はバルサム切れの持病も改善されているらしいし、フィルムの装着・巻き上げのし易さもあって一気に形勢逆転となったわけです。
とはいえ、すでに半世紀前の精密機器。まともに使おうと思ったらオーバーホール(修理じゃありません)は必須と割り切って「外観重視」でタマ探しました。外観が綺麗なモノは裏を返せば大事に使われたモノということもあるし・・。
で、そこにタイミング良く個人所有のほぼ無傷のM4がお手頃価格でオークション出品されたもんだからついつい落札してしまいました。
早々に手元に届いたM4はほぼ無傷の上物。でもやけにシャッターストロークが深い。それにファインダーはとってもクリアなんだけど、ピント合わせの二重像のグレーの部分をよ〜く見ると、なにやらカビのようなものも見える。
こりゃぁ オーバーホールかぁ〜♪
お金はかかるけど、オーバーホールしてみたい気持ちもあったので、その理由が見つけられてちょっと嬉しい気分。
ついに禁断の世界に足を踏み入れてしまいました。
ようこそオールドライカの世界に(笑)
by speed0819
| 2017-04-16 19:20
| カメラ
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